硬化熱によるひび割れセメントが硬化する場合、水和反応熱を発する。躯体が厚いほど熱の発散効率が悪く、内部温度が上昇してコンクリートが膨張する。
そのため収縮が大きくなって、大きな貫通ひび割れを起こす。
太陽熱によるひび割れ完成した建物に直射日光を長時間受け続ける、日当たりのよい建物に見受けられる現象で、一定方向(南、南西方向の面)の壁面温度が高くなり、コンクリートが膨張する。
この場合、対地方向は拘束されているにもかかわらず、左右は開放されているために中央方向に向かって逆八の字の斜めひび割れが発生する。ほぼ画一的に多数発生するのが特徴で、大規模建築物によく見られる。